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Git「ブランチ」「マージ」の使い方

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Git「ブランチ」「マージ」の使い方

Git「ブランチ」「マージ」の使い方

2023/06/16

こんにちは!今週のコラムを担当する山中です。

今週のコラムは

 

Git「ブランチ」「マージ」の使い方

 

をテーマにお話しさせていただきます。

 

〇Git「ブランチ」とは

ソフトウェア開発の現場で、Gitはコードのバージョン管理を円滑にするための必須ツールとなっています。
その中心機能の一つが「ブランチ」です。では、ブランチとは一体何でしょうか?

 

Gitのブランチは、開発作業を異なる「道筋」に分けて行うための概念です。
例えば、新しい機能を追加するためのブランチを作成することができます。

 

そのブランチ上では、その機能に関する作業だけを行い、メインブランチの作業からは分離されます。
これにより、一つのブランチの作業が他のブランチの作業に影響を与えることなく、

複数の作業を同時並行で進めることができます。

 

新しいブランチを作成するには、以下のコマンドを使用します:

 

$ git branch feature-1

 

このコマンドは、"feature-1"という名前の新しいブランチを作成します。

そして、新しく作成したブランチに切り替えるには次のコマンドを実行します。

 

$ git checkout feature-1

 

これで、"feature-1"ブランチ上で作業を行うことができます。作業が完了したら、

メインブランチにマージすることで、全体のプロジェクトにその作業を組み込むことができます。

Gitのブランチは、大規模なプロジェクトで複数の開発者が共同で作業する場面でも、

個人が小規模なプロジェクトで作業する場面でも、開発の効率と生産性を飛躍的に向上させます。
ブランチを活用すれば、ソフトウェア開発はよりシンプルで柔軟なものになります。

 

〇Git「マージ」とは

続いて「マージ」の説明となります。
Gitのマージは、二つ以上のブランチの変更を一つにまとめる操作を指します。

 

ブランチ間の作業を統合することで、別々に行われた変更を効率的に組み合わせ、

コードの一貫性と完全性を保つことが可能となります。

上記で分離させた「feature-1」ブランチで作業を行い、それをメインブランチ

(通常は「main」または「master」)に統合することを考えてみましょう。

 

まず、メインブランチに切り替えます。

 

$ git checkout main

 

次に、作業を終えたブランチをマージします

 

$ git merge feature-1

 

この操作で、「feature-1」ブランチで行われた全ての変更がメインブランチに統合されます。
ただし、同じファイルの同じ箇所が異なるブランチで異なる方法で編集されていた場合、

「マージコンフリクト」が発生します。

 

これは手動で解決する必要がありますが、Gitは明確に衝突箇所を示すため、

それぞれの変更を確認して適切なものを選択することができます。

 

マージはGitが提供する強力な機能の一つで、個別の開発作業を効率的に一つの

流れにまとめる能力を持っています。

 

〇まとめ

いかがでしたでしょうか。
プログラムを管理する上で、Gitは欠かせないものになっています。
これにより、チームが一体となって、より大きな目標に向かって進むことが可能になるでしょう。

 

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