ウォーターフォールとアジャイル2つの開発手法について
2022/09/12
今週のコラムを担当する金苗です。
今回は技術的な話ではなく、
開発の流れについて書いていこうかと思います。
開発の流れについて
開発の始まりは顧客からの依頼、もしくは自社サービスの開発、このどちらかになります。
さらに開発には、要件定義、設計、作成、テスト、リリース、などの各工程がありリリース後に運用、または機能追加などがあり、
どのように進めていくかとても重要になります。
いくつもの工程がありますので、開発を進めていくにあたり色々な手法が用いられます。
今回は代表的な手法の2つを紹介していこうと思います。
ウォーターフォール開発
ウォータフォール開発は昔から使われている手法の一つで、
開発を始める前に顧客とどういった機能が必要か打ち合わせを行い、
要件定義、設計、作成、テストと工程を進めていきます。
すべての工程が完了して、ようやくリリースできる流れになります。
この手法は大規模な基幹システムに最適です。
受注開発などの顧客にとって必要なものが決まっているシステムにとても向いています。
逆に作りながら顧客のニーズに合わせるようなものには向いていません。
メリット:
何を作るかは事前に決めますので、工程ごとに期日を決め、
順序を立てて進めることができます。
デメリット:
テストの段階で顧客に確認してもらいますが、
俗にいう仕様変更が発生すると直ぐにはやり直しがききませんので、
期日が大幅に遅れるのと、開発コストが増加してしまいます。
アジャイル開発
アジャイル開発はウォータフォールと比べ比較的に新しく、
先ほど挙げた直ぐにはやり直しがきかないデメリットを克服するために誕生しました。
この手法は開発工程を設計からリリースまでを繰り返し行い、顧客からの意見を取組み、
機能をよりいいものに素早く変更していくことが可能です。
アプリ開発ですと、リリースごとにユーザーからの評価で変更がしやすいので、
使われることが多いと思います。
メリット:
開発途中で、顧客とコミュニケーションをとれるのでフィードバックをすぐに反映ができます。
デメリット:
変更できる分、最初に欲しかった機能からかけ離れ、開発の方向性がブレやすくなります。
その結果、ウォータフォール開発同様、期日、開発コストに負担がかかります。
まとめ
今回は代表的な開発の流れや手法について書かせていただきましたが、
予算や期日などの状況で向き不向きがありますので、
どの手法が一番いいとは一概に言えません。
なので開発に入る前にどれほどの規模かを見定めて、
よりいい方法を選べるようにしていきましょう。
僕自身もウォーターフォールのみでアジャイル開発を試したことがありませんので、自社でサービスを開発するタイミングか、
受注後に機能追加があればアジャイル開発を取り入れ、
より顧客の使いやすいシステムを作っていきたいですね。
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