【Google スプレッドシート】配列関数ARRAYFORMULAで効率化
2022/06/10
こんにちは!
今週コラムを担当する大石です。
皆さん、業務で使う表計算ソフトは何を使っていますか?
代表的なものといえばMicrosoftのExcelですが、ここ数年はGoogleスプレッドシートを使う方も急速に増えてきたように感じます。
今回はGoogleスプレッドシートで使うことのできる便利な関数「ARRAYFORMULA」について紹介したいと思います。
ARRAYFORMULAとは
配列数式から返された値を複数行または複数列に表示したり、非配列関数で配列を使用したりすることができます。
引用元:Google ドキュメントエディタヘルプ – ARRAYFORMULA
Array 配列
fomula 方式
つまり、複数のセルデータ(配列)に対して関数や数式(方式)の処理を行います。
ARRAYFORMULAを使うメリット
ARRAYFORMULA関数は他の関数と併用して使います。
基本的にほとんどの関数を組み合わせて使うことが出来ますが、一部使えない関数もあります。
以下に挙げるメリットとしては、
・1つのセルに関数を組み込むため変更があった場合にメンテナンスが楽
・データが増える分関数や数式をコピーする必要がないため処理が速くなる
・セルデータの範囲を指定するため縦方向(行)だけでなく横方向(列)のデータも扱える
などがあります。
ARRAYFORMULAの使用例
セルを選択して「=ARRAYFORMULA」と入力
もしくは、「=」を打ってから以下のショートカットを押すと使えます。
Windows : Ctrl+Shift+Enter
Mac : Cmd + Shift + Enter
ARRAYFOMULA関数を使わずにセルに数式を入力する例
セルに直接数式が入っているためセルごとに都度計算が行われその結果が表示されていることになり、数が増えるとそれだけ処理が重くなっていきます。
ARRAYFOMULA関数を使った例
ご覧の通り、1つのセルに入力するだけで結果が全て表示されています。関数を組み込んだセル以外は計算結果の値が直接入っているので処理が早くなります。
さらに一度に総合計を出したい場合、わざわざ合計列を作らなくてもこのようにして総合計が出せます。
IF関数を使った例
ARRAYFOMULA関数の中にIF関数を記述して参照となるデータを範囲指定します。
こういった条件式に変更があった場合でも1つのセルだけ変更すればいいので楽ですね。
いかがだったでしょうか。
サンプルだと数が少ないので伝わりにくいかと思いますが、お使いのスプレッドシートで関数を多用していて重いな~と感じることがあれば使ってみるのもいいかもしれません。
今後も効率化に繋がるネタがあればコラムにしたいと思います。
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