近未来の仮想空間
2022/05/30
近未来の仮想空間
メタバースとはなにか
今週のコラムを担当する金苗です。
最近よく耳にするメタバースについて書かせていただこうと思います。
メタバースとは何か
メタバースと言われると難しく思ってしまうかもしれませんが、
ざっくりと言ってしまうとインターネット上にある空間のことを指します。
細田守監督の作品『サマーウォーズ』という作品を見たことがありますでしょうか?
作中に出てくる仮想空間では、自分のアバターを作成し現実世界と変わらない生活をネット上で送ることができてしまう。
このように、メタバースは実体を移動させずに、仮想世界を楽しめる空間を指しています。
NFTとは
メタバースの記事を見ていると必ずと言っていいほど目にするNFTについても触れていきたいと思います。
NFTとは、Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)の頭文字を取ったもので、日本語で非代替性トークンという意味です。
非代替性は、言い換えると「替えが効かない、唯一無二の」という意味になります。
つまり、NFTは「替えが効かない」トークンということになりますね。では「トークン」について解説します。
トークンとは
トークンは、ブロックチェーン技術を使用して発行した「暗号資産」の総称です。
そして、ブロックチェーン技術は簡単にいうと、データの改ざんや不正利用が非常に困難で、安全にデータを記録できる技術になります。
取引情報がブロックとして記録され、チェーンのように繋がっていくからブロックチェーンと呼ばれています。
この2点をまとめると、NFTとは、「替えが効かない唯一無二であること」を「ブロックチェーン技術を利用して証明」する技術ということになります。
NFTはなぜ注目されているか
●デジタル資産の所有者を明確にできるようになる
NFTが注目される大きな理由のひとつが、デジタル資産の所有者を明確にできるからです。
NFTが出来る前は、
・デジタルアート(オンライン上のイラスト・画像など)
・ゲーム内のアイテム
などの「所有者」を明確にするのが困難でした。
著作権は存在するものの、自分がこの作品の唯一の所有者であるという証明はできず、コピーとの違いを明確にできなかったのです。例えそれが著名な人が作った作品であってもです。
そこで、NFTの登場です。
例えばあなたが、デジタルアートを持っているとします。
そして、デジタルアートに紐づくNFTを発行すると、あなたが保有している唯一無二のデジタルアートであることが証明できるようになります。
そのためNFTと紐づけられたアート作品は「NFTアート」と総称されています。
●デジタル資産の希少性を担保できる
人は元来「希少性の高いモノ」に大きな価値を感じます。
金やプラチナ、高額なブランドもの、世界に数枚しかないトレカなどがいい例ですが、「珍しさ」は価値に繋がる大きな要因になります。
NFTは、この「希少性」という観点でも注目されています。
つまり、NFTを発行すれば「所有者の明確化」をすると同時に「希少性の担保」もできます。これがNTFが注目される理由です。
まとめ
今回はざっくりとですが、メタバースについて書かせていただきましたが、
まだまだ発展途上なのでこれからもっと面白いことができるようになると思います。
ですので、自分で調べて触れてみたり、ゲームなどでありますので遊んでみるのも面白いかもしれません。
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