【Windows10】WSL2+Docker+Laravel開発環境の構築②
2022/05/02
こんばんは、バックエンドエンジニアの大石です。
前回はUbuntuとDockerの導入まで行いました。
記事はこちら⇒【Windows10】WSL2+Docker+Laravel開発環境の構築①
今回はいよいよ本題であるLaravel環境の構築を行います。
※画像が見づらい場合はクリックで拡大できます。
Visual Studio Code(以下、VS Code)を使用するのでインストールがまだの場合は以下リンクよりダウンロード・インストールしてください。
https://code.visualstudio.com/
Remote Developmentのインストール
Remote Developmentとは、VS Codeを実行しているローカルPCからリモート環境のファイル編集やターミナル操作が行えるVS Codeの拡張機能です。
Remote Developmentには以下3つの拡張機能が含まれています。
・Remote - SSH
・Remote - Containers
・Remote - WSL
VS Codeを開き、拡張機能からRemote Developmentを検索してインストールします。(画像は既にインストール済みの画面です)
作業用ディレクトリの作成
前回インストールしたUbuntuを起動します。
起動後のディレクトリは「/home/ユーザー名」になっているので直下に作業用のディレクトリを作成します。
その後、作業用ディレクトリに移動したら「code .」というコマンドを実行します。
すると、vscode-serverが自動的にインストールされてローカルのVS Codeが起動します。
以下がUbuntuのコマンドから起動したVS Codeの画面
作業ディレクトリが開かれている状態
左下に緑のアイコンで「WSL:Ubuntu-20.04」と表示されていれば接続成功です。
DockerでLaravel環境構築
本来はdocker-compose.ymlという設定ファイルを自分で作成する必要がありますが、
今回はその設定ファイルをDocker Hubからダウンロードして使いたいと思います。
Docker Hubとは、ユーザーが作成したコンテナをアップロードして公開・共有できるサービスで自由にダウンロードして利用することが出来ます。
以下のリンクに記載されている次のコマンドを実行します。
https://hub.docker.com/r/bitnami/laravel
curl -LO https://raw.githubusercontent.com/bitnami/bitnami-docker-laravel/master/docker-compose.yml
作業ディレクトリ直下にdocker-compose.ymlファイルが作成されたことが確認できます。
必要なファイルは揃ったので次のコマンドを実行します。
docker-compose up (Docker Compose V2の場合はdocker compose up)
コンテナの作成が始まります。
docker-compose.ymlに記述された構成をもとにアプリケーションコンテナーやデータベースコンテナーを作成します。
作成と共にサーバーが立ち上がるので、リンク先をブラウザで開きます。
Laravelのwelcomeページが表示されていれば成功です。
お疲れさまでした。以上で「Laravel開発環境構築」に関する記事は終わりになります。
今回は複雑なことはなるべく避けることで挫折しずらく、なおかつクリーンな環境でLaravelを動かすことを目的としていたので説明が足りない部分などがあったかと思いますが、その点はご容赦ください。
使用した技術やツールは軽く触れた程度ですので、もしご興味があれば深堀りしてみることで色々と役立つことがあるかもしれません。
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